海事業界での26年間、ひとつの洋上風力発電所、そして毎日が変化に富む仕事。アルカディス・オスト1のO&Mサイトマネージャー兼オペレーション責任者として、風力発電所の安全かつ効率的な運営を支えるアレクサンダー・ウロートをご紹介します。
一日の始まりの会話
アレクサンダーの一日は、多くの場合、二つのことから始まります。アルカディス・オスト1全体の状況を確認すること、そしてコーヒーを飲みながらドイツ・ムクランのチームと近況を共有することです。
会話の内容は、週末の出来事からタービンの稼働状況、洋上での作業、技術的な課題へとすぐに移っていきます。7人という少人数のチームにとって、こうした日々のコミュニケーションは重要です。
「こうした会話を通じて、チームの信頼関係が築かれます」とアレクサンダーは話します。「困難なことが起きたとき、その信頼がチームをより強くしてくれるのです」
アレクサンダーは、アルカディス・オスト1の運転・保守チームを率いています。チームは、洋上風力発電所を安全かつ効率的に、そして環境に配慮しながら運営する役割を担っています。
その業務は、日々の運転・保守、請負事業者との調整、パフォーマンスの監視、規制要件への対応など多岐にわたります。また、状況が変化した際には、チームとして迅速に対応することも求められます。
風力タービンの「心臓部」を交換する
JERA Nex bp発足初年度にチームが直面した大きな課題の一つが、風力発電所にある複数の発電機の交換でした。
「発電機の交換は非常に大がかりな作業です」とアレクサンダーは説明します。「多くの意味で、風力タービンの心臓部を交換するようなものです」
この対応は、単に発電機を交換するだけではありませんでした。チームはサプライヤーや技術専門家と連携し、製造施設にも足を運びました。また、ドイツとベルギーの同僚や請負事業者も対応に加わりました。
「技術的な専門知識と粘り強さが必要でしたが、何よりも、人々が力を合わせることが不可欠でした。解決策を見つけるまでの間も安全な運転を維持できたことは、大きな成果でした」
意外に思われるかもしれないこと
アレクサンダーの仕事は、タービンや洋上での作業だけにとどまりません。
技術的な問題の解決、請負事業者との調整、運転データの確認、予算や規制要件に関する協議など、その日の業務はさまざまです。ムクランのチームは少人数で、実務に深く関わっています。そのため、必要に応じて、全員が正式な担当範囲を超えて協力する姿勢を持っています。
「仕事の幅広さには、多くの人が驚くと思います」とアレクサンダーは言います。「同じ日は一日としてありません。それが、この仕事で最も楽しんでいることの一つです」
海から洋上風力へ
洋上風力発電業界に入る前、アレクサンダーは26年以上にわたって海上で働いていました。彼と海とのつながりは、さらに幼い頃にさかのぼります。父親は大型タンカーの船長でした。
現在も、海はアレクサンダーの仕事と家族との暮らしの両方において、中心的な存在です。
アレクサンダーは、妻のスザンネさんと二人の息子とともに、リューゲン島の小さな村で暮らしています。夏には家族でセーリングを楽しみ、地元のレガッタにも参加します。また、サイクリングや釣り、ハイキングを楽しみ、冬には家族でスキー旅行に出かけるのが恒例です。
「夏のリューゲン島はとてもにぎわうので、私たちは海に出て、家族でゆっくりとした時間を過ごすのが好きです」
「エネルギー転換の一翼を担うこと、素晴らしいチームと働くこと、そして課題が解決策へと変わっていくのを見ること。それが、私の原動力になっています」
アレクサンダーのストーリーは、私たちの発足初年度を形づくってきた一人ひとりの経験、専門性、そしてチームワークを紹介するシリーズの第1回です。
Related news and insights
• 5 min read